カラーコーディネーターの歴史

「カラーコーディネーター歴史」というと大げさですが、資格の生まれた背景などを見てみましょう。カラーコーディネーターは民間の資格です。「カラーコーディネーター検定試験」という試験の名称自体が、東京商工会議所の登録商標になっています。

日本でカラーコーディネーターが認知され始めたのは、約20年前から。そのルーツはアメリカにあります。肌の色や髪の毛、瞳の色も違うさまざまな人たちが暮らすアメリカ。その人にはどんな色の服が似合うのか、アクセサリーはどれを選べばいいのかなど、細かく分析していたのです。そこで生まれた考え方が“パーソナルカラー”。

例えば、初対面の人に好印象をもたらすカラー、ビジネスで成功するカラーは人それぞれに違いがある。暮らしの中で“色の持つ重要性に着目”したのです。有名なエピソードに大統領選挙のイメージ戦略があります。星条旗を背景にした時、大勢の人が後ろに居る時など、コーディネイトの違い話題になり、ケネディが対立候補に大勝したほど。

カラーコーディネーターという言葉が定着してから、まだ日が浅いのは事実ですが、もともと日本人は独自の色彩感覚がありました。色の微妙な違いを「藍」や「紺」、「紫紺」といって使い分けて、暮らしの中に色彩を取り入れるのが上手かったのです。

自然の中にある多彩な色を暮らしに取り入れていた日本人にとって、カラーコーディネートはお手のもの。資格として、あるいは仕事としてカラーコーディネーターが入ってくれば、どんどん盛んになるのは目に見えていた、と言っても過言でありません。

ファッション業界や建築業界に限らず、さまざまな業界で色の専門家(=カラーコーディネーター)が求められるようになりました。カラーコーディネーター試験のことは後述しますが、日本人の感性が活かせる資格なのは間違いありませんし、国内だけでなく、これからは広く海外に視野を広げても仕事ができる可能性が広がっています。基礎をしっかり身に付け、カラーコーディネーターの資格取得を目指しましょう。